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2006年11月20日 (月)

AKIという曲

大学在学中、楽器のことを一番よく知っているのは自分なんだから、自分で曲を作るといいよ、と友人に言われて「それもそうだな‥」と最後の1年間、レッスンで作曲の勉強をしてみました。
勉強したといっても、作曲のアレコレを教えてもらうわけでもなく「とりあえず作ってきて」てな感じで、じゃあ‥と作ったものを見てもらって「ココはこうしたら?」「はーい」みたいな。作曲のワザというよりもむしろ、心構えみたいなことを凄い教えてもらったなぁーと感謝してます。

で、そのレッスンで最初に作った曲が「AKI」という曲。
秋学期に作ったから「AKI」‥‥。この時から既に安易です。
昨日と今日、その曲をシンセで打ち込む作業をひたすらやってたんですが、なんていうか‥凄い曲作ってたんだね、と過去の自分に感心。
帰国後は1度も演奏したことないし、CDにもなってないから口で説明するしかないんだけど、ひと言で言うと【不気味】。サスペンス映画とかに合うかもしれない(笑)バイオリンとオーボエと二十五絃箏のトリオの曲なんだけど、確か転調が難しい二十五絃箏弾きの私にとってあの時憧れだった「無調」にチャレンジ!みたいな感じで作ったもので、二十五絃箏は比較的簡単なんだけど、バイオリンとオーボエにはフラットだ、シャープだ、ナチュラルだと、臨時記号付きまくり。しかもリズムもよくもまあこんなに凝ったもんだね‥と言いたくなる程ややこしかった。

でも、嫌いじゃないんですよね。むしろ好きかも、この不気味加減(笑)。
今の自分にはとてもとても作れそうにない感じの曲だけど、所々に「あっ、この音使い、この時から好きだったのか!」とか思うところがあって、やっぱり自分の曲なんだなと思ったのでした。

ちょっとマニアックな曲なので、好き嫌いが激しそうだけど、いつか演奏したいなぁと思います。

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