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2007年6月15日 (金)

もうひとつの秋

そういえば、サイトのデザインを変更してみました。
では、6曲目です。

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もうひとつの秋
この曲は「二十五絃の会」で委嘱されて、1996年に初演。演奏者は母と本巣嬉志子さん。
確か、アメリカから戻ってきて結構すぐに話をもらった気がします。私の曲「AKI(詳しくはこちら )」をテープで聴いた本巣さんから「ああいう曲を作って」と言われたんですが、AKIは何しろ無調の曲というか、二十五絃箏2面ではちょっと難しいので、題名だけ似せて「もうひとつの秋」ってことにしたんです。曲名の大きな理由はコレ。だから、この曲は珍しく曲よりも先に曲名が出来上がってました。

二十五絃箏の二重奏なので、レコーディングでは誰かにお願いして一緒に弾くことも考えたんですが、ライブでは出来ない多重録音を利用して、両パートとも自分で弾いてみようと思い頑張りました。1人で弾くことによって、フレージングとか音色とかも同じになるし、それはそれで面白い音が出来るんじゃないかと思ったので。
曲中には、拍の無い箇所も沢山あるので、自分でも少しばかり心配してたんですが、タイミングとか曲の持って行き方なんかは、何と言っても自分の曲なので結構問題なく合わせることが出来ました。ずっとやりたいと思っていたことだったので、何とも楽しかったです。

2人で演奏するライブ感みたいなのは出てないかもしれませんが、今回は、そういう感じとは違った音にしたかったので、これはこれで良しと思ってます。息の合った緊迫感みたいなのは、今後コンサート等で聴いて頂けたら嬉しいです。

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あと3曲!明日は「ぱらぽー」です。

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