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2007年6月10日 (日)

STREET

ZUMIK MUSICの曲解説2曲目です。

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STREET
これは、私が大学での最後の年に書いた曲です。うちの大学は卒業する時に「卒業リサイタル」をしなくてはいけなくて、その時に初演しました。
当時、トランペットとパーカッションと二十五絃箏で何回かストリートミュージシャンをやりまして。ボストンの観光スポットで。で、そのメンバーで演奏するために作ったから「STREET」。

つい最近までは「Pin Pon Pan」ていう副題も付いてたんですが、さすがに止めました。昔あった「ピンポンパン」という子供向け番組と何か関連があるかと思われるんですが、全く関係無し。曲中のある部分のフレーズがピンポンパンって言ってる感じのところがあったので、よくリハ中に「んじゃもいっかいピンポンパンから」って言っていて、で「Pin Pon Pan」。
私自身はこういう意味もなくくだらないのが好きなんですが、ちょっともういい加減やめとこうと思って「STREET」に改めました。

曲は、中間のアップテンポなところ、リズムに気合い入れたの覚えてます。
この頃から変拍子好きですね(笑)
7/5→3/4→7/5→4/4→8/5みたいな・・・。どこか分かります?
あ、あと、最初と最後もメロディー的には同じなんですが、最初は4/4で最後は3/4になる、っていうとこもさりげなくややこしくて気に入ってます。

初演したときはフリューゲルホーンといって、トランペットよりまろやかな音が出る楽器と二十五絃箏・パーカッション(ドラムセットだったかな?)の編成でやりました。その後ヴィブラフォンとやったり尺八とやったり。それぞれ個性があって楽しいんですが、CDには石崎陽子さんにヴィブラフォンをお願いしました。

ヴィブラフォンもマリンバも、マレット(鍵盤をたたくやつ)によって色々と音色が変わるんです。柔らかいのだと柔らかい音が出たり。レコーディングの時、私は全面的に陽子さんにお任せしてたんですが、きっと箏に合うようなマレットを選んでくれたんだと思います。感謝!

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次回は「時ーときー」です。

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