カテゴリー「曲のこと」の14件の記事

2009年3月12日 (木)

曲完成!

「松に吹く風」出来ました!

楽譜も送ったし、ようやく一段落です。
あ、まだ曲解説作ってない・・・。苦手な作文が・・・。

それにしても、「完成する時なんて来るんだろうか」なんて途方に暮れていた時が懐かしい(笑)
書けてよかった!本当に嬉しいです。
20日の初練習が楽しみだなー。嬉し恥ずかしというやつです。
あー、本当によかった!

さて、次はちょっと楽しみにしていたレコーディング(自分のCDではないけど)があるので、練習再開です。これまた雰囲気のある素敵な曲で、しかもソロ2曲です。
頑張ろう!

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2009年3月 5日 (木)

便利になったもんです

終わりへの目処がついたので、昨日の夜から譜面とデモを各パートの皆さんに送っております。

ほとんどの人たちがネットにつながっているので最高♪
本当に便利になったものです。

で、みんなの反応が気になっていたんですが、いい感じ!
なかなか出来ず、凄く待たせているのにみんな優しいんですよ(涙)
曲の感想の中には素晴らしく詩的なものもあったりして、「ちょっとコレ、プログラムノートに使わせてくれないかなぁ・・・」とか思っちゃったり。
・・・いえ、しないけど(笑)


曲の中で結構気に入っているメロディがあって。
だんだん「これ、ソロの曲で使いたいかも・・・」という気持ちがムクムク。
かなり考えたんですが、やっぱり今回使うことにしました。
もしかしたら、ソロバージョンとして新しく作るかも。
そういうのがあってもいいのです!
だって、「童」に収録されている「PATH」という曲は、「ZUMIK MUSIC」に入ってる「もうひとつの秋」からの抜粋だし。

それは今はいいとして、早く完全版を送れるように引き続き頑張ります。
でも、WBCは見たい。。。

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2007年6月20日 (水)

松のひびき

ZUMIK MUSICの曲解説、遂に最終回です。大した内容ではなかった気もしますが、初志貫徹ってことで、ラストの9曲目です!

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松のひびき
2004年夏の「松の実會演奏会」で初演。編成は
・コーラス(ソプラノ・メゾソプラノ・アルト)
・尺八×4
・二十五絃箏ソロ
・箏×3
・低音二十五絃箏
・三絃
・クラベス
・鈴
です。この時は、祖母の初代野坂操壽の三回忌追悼演奏会で、追悼の気持ちで作りました。実は「松のひびき」という曲名は、祖母が生前つけたものです。まさかそれが追悼の曲になるとは当時思ってませんでしたが・・・。
『松の実會の記念の演奏会に作る曲、曲名は作るの苦手だから、ちょっとおばあちゃん考えてよ』
と言ったら出てきた「松のひびき」というタイトル。何て他力本願な自分・・・。と思ってましたが、祖母がつけてくれたんだから、絶対作るぞ!の一念で完成させました。
で、松の実會会員の皆さんと一緒に大勢で演奏したかったので、この大編成です。私の今までの作品の中でナンバーワンです、編成の多さ。

これを今回あっこさんのコーラス、藤原さんの尺八、他=私・・・で重ね録りしていったわけですが、ホント、多重録音の難しさを痛感しました。でも反対に凄く楽しくもありましたが・・・。箏パートを重ねていった時なんか、最初の方でウタッテ弾いてしまったばっかりに、その後重ねててもその歌い回しに邪魔をされ、どうにもこうにもスッキリしない出来になったりして。もう重ねれば重ねる程気持ち悪い酔っぱらいの演奏になっていっちゃって、結局最初から弾き直したりもしました。
ある意味、重ね録りって「技」が必要だな・・・と思いました。(うまく説明できないけど)

それに、ミキシングで全体のバランスを作るの大変だったろうなー、と矢野さんに大拍手です。そういえば、この曲で1日終わっちゃったんでした。宮沢さんと矢野さんには本当に大感謝です。
そして、この多重録音を快く引き受けて下さったあっこさんと藤原さんにも本当に感謝してます。少しずつ音が重なって曲になっていく様は、本当に感動ものでした。

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と、以上でZUMIK MUSICの曲解説(のようなもの)が終了しました。
これを読んで、そういう曲なのか・・・と聴いていただくもよし、全く気にせずご自分の景色に当てはめて聴いていただくもよし(むしろ大歓迎)。自分なりの思い入れで曲を作り、自分なりに気持ちを込めて演奏しましたが、CDが出来た時点で、曲達はある意味私から離れたと思ってます。

聴いて下さるみなさまの心に少しでも響くことがあったら、制作側としてこれほど嬉しいことはないです。

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2007年6月19日 (火)

flow

夜中の12時過ぎてしまいましたが、まだ寝てないしセーフ?
では8曲目です。

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flow
今年の1月頃に作っていた曲で、ここでも何回か話題に出ていた「爽やかな曲」のことです。先日の庭園美術館でのコンサートの時に初演しようと思って、新緑の季節に合わせて爽やかな曲調にしようと思い作りました。

CD聴いて気付かれた方も多いかと思いますが、この曲にはDelayというエフェクトをかけてます。音をひとつ鳴らしたら木霊のように反響する効果です。
ミキシングの時にやってみたんですけど、本当にギリギリまでエフェクトかけるかそれともやめて自然でいくか悩みました。曲のイメージ的にはかけたいんだけど、機械的になったって言われるかなー・・・と思ったりして。で、かけたバージョンとかけてないバージョンを矢野さんに作ってもらって家に帰ってから何回も何回も何回も聴いて、最終的にエフェクト有りに決定しました。

一応こだわって、かかっているところと、無しのところとって分けてるんですよ。残響音を聴いてると分かるんですが、普通に聴いてたら別に気にならないかもです。私はそういう細かいところいじるの大好きなんで・・・。

で、箏ならではの予想外の効果だったなー、と思うのが、エフェクトをかけてても、指で弾いてるところはあんまり分からなくて、爪(ピック)でメロディラインを弾いてるところだけ凄く残響が効いてるんですよね。爪で弾くと指よりもずっとアタックが強いから、より強調されるんだと思います。まるでメロディだけにDelayがかかってるみたいに聴こえてこりゃいいや♪みたいな感じでした。

曲名は、ブログでも少々書いてましたが、これまたなかなか決まらなくてねぇ・・・。マスタリングの前日とかにようやく決めた気が。「言の葉」は「復元楽器の曲(仮)」、「flow」は「爽やかな曲(仮)」とずーーっとそんな風に呼んでました。

何はともあれ年明け早々色んな思いをして作った曲ですが、大切なレパートリーのひとつとなりました。大勢の方に聴いて頂いて、少しでも爽やかーな気分になって頂けたりしたら嬉しいです。

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遂に、残すところあと1曲になりました!
(多分)明日は「松のひびき」です。
ではでは!

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2007年6月17日 (日)

ぱらぽー

すみませんです、有言不実行・・・。
中学時代の後輩くんが自分で出したお店にみんなで遊びに行ったら午前様・・・。
では後半に突入です。7曲目!

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ぱらぽー
これは「warm space」と同時期に作った曲で、同じ時に初演しました。
warm spaceがゆったりとした曲なので、対照的にアップテンポでリズミックなのを目指したらこんな感じに。(といっても、どっちを先に作ったのか正直なところ覚えてないんですが・・・とにかく違った曲にしたかった)

たまに拍子が数えられないと言われるんですが、低音パートを聴くと拍がわかりますよ。時々違うのも混じりますが、大まかには5/4→9/4→3/4で成り立ってます。きっと思ってるよりもシンプルです。
箏は弾いたら音がすぐに減衰してしまうので、ヴァイオリンパートには逆に音を延ばしてもらってます。その延ばし具合が妙に気に入ってますが、演奏してる人はカウントするの大変だろうなぁー、と申し訳なく・・・。

「ぱらぽーって何?!」とそりゃもうよく聞かれるんですが、答えるのが恥ずかしい位に何の意味もありません。ひらがなで無意味な言葉を作りたくて、色々考えた結果「ぱらぽー」にしました。最もくだらない曲名ナンバーワンかもしれないですが、今となってはこの曲「ぱらぽー」以外の何ものでもないと思ってます(笑)

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では次は「flow」です。

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2007年6月15日 (金)

もうひとつの秋

そういえば、サイトのデザインを変更してみました。
では、6曲目です。

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もうひとつの秋
この曲は「二十五絃の会」で委嘱されて、1996年に初演。演奏者は母と本巣嬉志子さん。
確か、アメリカから戻ってきて結構すぐに話をもらった気がします。私の曲「AKI(詳しくはこちら )」をテープで聴いた本巣さんから「ああいう曲を作って」と言われたんですが、AKIは何しろ無調の曲というか、二十五絃箏2面ではちょっと難しいので、題名だけ似せて「もうひとつの秋」ってことにしたんです。曲名の大きな理由はコレ。だから、この曲は珍しく曲よりも先に曲名が出来上がってました。

二十五絃箏の二重奏なので、レコーディングでは誰かにお願いして一緒に弾くことも考えたんですが、ライブでは出来ない多重録音を利用して、両パートとも自分で弾いてみようと思い頑張りました。1人で弾くことによって、フレージングとか音色とかも同じになるし、それはそれで面白い音が出来るんじゃないかと思ったので。
曲中には、拍の無い箇所も沢山あるので、自分でも少しばかり心配してたんですが、タイミングとか曲の持って行き方なんかは、何と言っても自分の曲なので結構問題なく合わせることが出来ました。ずっとやりたいと思っていたことだったので、何とも楽しかったです。

2人で演奏するライブ感みたいなのは出てないかもしれませんが、今回は、そういう感じとは違った音にしたかったので、これはこれで良しと思ってます。息の合った緊迫感みたいなのは、今後コンサート等で聴いて頂けたら嬉しいです。

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あと3曲!明日は「ぱらぽー」です。

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2007年6月14日 (木)

言の葉

折り返し地点です。5曲目です。

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言の葉
これは、正倉院に納められている「新羅琴(しらぎごと)」を復元したものを、国立劇場からお借りしてレコーディングしました。

↓新羅琴↓
Shiragigoto_1
国立劇場が復元したもの。

正倉院の新羅琴はコチラで見られます。検索で「新羅琴」って入れてみて下さい。表面に装飾してあって美しいですよね。

私は、過去に何度か新羅琴の他にも復元した楽器を演奏させて頂いていて、その度に「いい音だなぁー」と思ってました。いつか曲を作って自分のCDに入れたいと思っていて、今回願いが叶って私も感無量。
どの楽器を使用するかは、国立劇場で我が儘にも色んな楽器を試し弾きさせて頂いて決めました。「鴟尾琴(とびのおのこと)」にもかなり惹かれたんですが、こちらは6弦の琴で、私の能力で6つの音での曲を作る自信がなく、今回は12弦の新羅琴にしました。

どういう曲にするかは悩みに悩みました。本当は違う感じにしようと思ってたんですが、最終的にああいう曲に・・・。とにかく音色を聴いて欲しい!という一念で作りました。

今私たちが弾いている楽器「箏」は、奈良時代に中国から伝わってきたものが原型となって今も弾き続けられていますが、それ以前にも「こと」という楽器は日本にあったようです。古くは、神に祈る時に「こと」を演奏しながら歌ったりしていたらしいですし。(ここらへん聞きかじった話なので自信満々に語れるワケではないんですが・・・)

なので、今回の「言の葉」のテーマは「祈り」。昔々の人が、神様に祈りを捧げつつ弾いてた曲ってどんな感じかなー、と想像しながら作りました。本当に、何の根拠もない全くの想像なんですけどね。自分では、箏のルーツに迫ってみたつもり(笑)
曲名の「言の葉」も色々と悩んだんですが(ま、例のごとく)、言の葉のことと箏のことをちょっとかけてみたりして・・・。

レコーディングでは、音量の少ない新羅琴をどう録るか、エンジニアの矢野さんも「うーん・・・」と悩んでいたご様子。結果的には、他の曲とひと味違った雰囲気を醸しだしていて、さすがーと思いました。

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長い・・・。書くのも大変だけど、読むのも大変ですね。もうちょっと簡潔に書けないもんかと思いはするんですが。
次は6曲目「もうひとつの秋」です、簡潔目指します。

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2007年6月13日 (水)

warm space

9曲連続更新を密かに目指していたんですが・・・。
気を取り直して4曲目。

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warm space
これは2000年の確か2月頃に初演した曲です。

私はどうも変拍子とかちょっと変わった音とかが好きでして。
色んな方にも「予想してる音と違う音がくる」と言われるんですが、全くご指摘の通り。作ってても、普通はこういくよね・・・っていうところをフェイントかけて違う音にしちゃうんですよね。そういうところが意地悪いと自分でも思います(笑)

でもこの曲は違います!なんてったって、最初から最後まで4/4拍子!コード進行だって、音使いだってフェイント無しですよ。とにかく素直な曲にしようと思って作りました。(しかしながら最近、どうやらこの曲はカウントし辛い(=そんな素直でもない)らしいという事が判明。4拍子が数えにくいみたいです。そうですか?)

warm spaceというのは、暖かい空間とでも言うんでしょうか?
私は、例えば冬の寒い夜とか、好きな音楽とか聴きながらぼーっとしてるのが好きだったりします・・・。音のあまり無い夜中、外は寒いのに部屋の中は暖かくて。そういうのって無性に幸せな気持ちになったりしませんか?・・・私だけですか?
そういう「守られてるような優しい空間」みたいなのがこの曲のテーマです。自作曲の中でも結構お気に入りの曲です。

レコーディングでは、暖かさみたいなのを表現したくて息で吹く楽器=尺八にしました。初演の時も尺八でした。で、バックにマリンバが和音を弾いてます。藤原さんの尺八は優しいし、陽子さんのマリンバも暖かさをものすごーくいい具合に表現してくれちゃってます。まさにwarm spaceという感じに仕上がったと思ってます。

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では明日は「言の葉」です!

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2007年6月11日 (月)

時ーときー

3曲目です。

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時ーときー
尺八奏者の坂田梁山さんから委嘱され、2000年の11月に坂田さんのコンサートで初演しました。だからオリジナルは尺八と二十五絃箏です。坂田さんって結構ロマンチストなんだよねぇ・・・と思ってああいうメロディにした気がします。

曲の構想を練っていた2000年の夏に、5年ぶりにボストン(大学時代に住んでいた)に遊びに行ったんですが、5年前と殆ど変わりがなくてとても不思議な気持ちになりました。時が経っているのに、まるで現在のことのように住んでいた頃のことが思い出されたというか。気持ちが学生に戻ったみたいな。
そういう不思議な感覚ってないですかね?久しぶりにどこかの場所に行って「全然変わってない!」ってふっとその時の感覚が戻ってくる感じ。
上手く言えませんが、何というか、そういう時の流れみたいなものを表現したかったんだと思います。

すみません説明ヘタで。この曲の解説は、今までにも散々苦労していて、上手く説明できたことがないんですよね・・・。凄い感覚的なことなので難しいです。

で、今回のレコーディングでは尺八ではなくヴァイオリンにしたわけですが、これもメチャクチャ悩みました。尺八も捨てがたかったんですよ。でも、曲のある部分が二胡をイメージさせるところがあって。今回は弦楽器でやってみようと思いました。
ある人のご意見によると、尺八の時は男性的でヴァイオリンの時は女性的。・・・まぁ、今までの共演者が尺八は男性でヴァイオリンは女性だったので、だからかな・・とも思いますが。そのうち女性の尺八奏者とか、男性のヴァイオリニストと共演してみたいですね。そしたらどう感じるのかな?

ちなみに、私は他の曲でもその都度違う楽器で演奏したりすることが多いですが、いい加減に何の楽器でもいい・・と思ってるわけではないです。一応、それぞれの楽器の音色とか特性等を考えていたりします。・・・一応。
でも、やはり奏者の力が大きいですね。皆さん、ご自分の楽器の特徴を生かして演奏して下さるので、いつも「さすが!」と思います。もちろん、奏者個々の魅力もありますから、楽譜渡して初めての合わせの時は「どんな曲になるのかなー?」とワクワクします。

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次は「warm space」いきます。

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2007年6月10日 (日)

STREET

ZUMIK MUSICの曲解説2曲目です。

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STREET
これは、私が大学での最後の年に書いた曲です。うちの大学は卒業する時に「卒業リサイタル」をしなくてはいけなくて、その時に初演しました。
当時、トランペットとパーカッションと二十五絃箏で何回かストリートミュージシャンをやりまして。ボストンの観光スポットで。で、そのメンバーで演奏するために作ったから「STREET」。

つい最近までは「Pin Pon Pan」ていう副題も付いてたんですが、さすがに止めました。昔あった「ピンポンパン」という子供向け番組と何か関連があるかと思われるんですが、全く関係無し。曲中のある部分のフレーズがピンポンパンって言ってる感じのところがあったので、よくリハ中に「んじゃもいっかいピンポンパンから」って言っていて、で「Pin Pon Pan」。
私自身はこういう意味もなくくだらないのが好きなんですが、ちょっともういい加減やめとこうと思って「STREET」に改めました。

曲は、中間のアップテンポなところ、リズムに気合い入れたの覚えてます。
この頃から変拍子好きですね(笑)
7/5→3/4→7/5→4/4→8/5みたいな・・・。どこか分かります?
あ、あと、最初と最後もメロディー的には同じなんですが、最初は4/4で最後は3/4になる、っていうとこもさりげなくややこしくて気に入ってます。

初演したときはフリューゲルホーンといって、トランペットよりまろやかな音が出る楽器と二十五絃箏・パーカッション(ドラムセットだったかな?)の編成でやりました。その後ヴィブラフォンとやったり尺八とやったり。それぞれ個性があって楽しいんですが、CDには石崎陽子さんにヴィブラフォンをお願いしました。

ヴィブラフォンもマリンバも、マレット(鍵盤をたたくやつ)によって色々と音色が変わるんです。柔らかいのだと柔らかい音が出たり。レコーディングの時、私は全面的に陽子さんにお任せしてたんですが、きっと箏に合うようなマレットを選んでくれたんだと思います。感謝!

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次回は「時ーときー」です。

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